革財布、革靴、革鞄など革製品は沢山あります。
革製品を日頃使っていくと色が濃くなったり、傷がついたり、艶が増したり経年変化(エイジング)がどんどん進んでいきます。
そんな買って終わりではなく、買ってから育てる楽しみがある革製品を長く使えるようにするおすすめのお手入れ用具を紹介していこうと思います。
なぜ手入れが必要なのか
そもそもなぜ手入れが必要なのかという話を軽くしていきたいと思います。
皮は動物から出来ています。
生きている時は、皮膚の脂や水分は一定に保たれていました。
ですが、加工された革になると話は違います。
雑に扱って乾燥して硬くなりひび割れを起こしたり、放置してしまいカビが生えてしまったりという事が起こります。
それと基本的に革は水に弱いです。
水に濡れると水シミになったりもします。
ひび割れを起こさない為の保湿、栄養補給やカビなどのトラブルを起こさない為の汚れ落とし、水染みを付けづらくする為の防水など様々な効果が期待出来るのでお手入れしていきましょう!
革の手入れ方法
人によって細かい方法は違いますが、基本は4行程です。
- 清掃
- クリームなどを塗る
- クリームなどを馴染ませる
- クリームなどを拭く(磨く)
ブラシや水拭き乾拭き、時にはクリーナーを使い革をきれいにする。
そして、クリームやオイルなどを塗り込み栄養補給をしてなじませ、仕上げの乾拭きという流れです。
この工程の他に、傷がついた時に色付きのクリームで補色をしたり、革の光沢を上げる為に磨き上げたりという工程をすることもあります。
説明が長くなりましたが、ここから本題の用具の話になっていきます。
クリームとオイル
革の栄養補給の為にクリームやオイルを塗ります。
なので、クリームかオイルを買うのが良いのですが、種類が多いです。
調べ始めるとおそらく迷います。
なので有名どころのおすすめ商品を紹介します。
M モゥブレィ デリケートクリーム
栄養補給や保湿重視のクリームであまり艶はでない
低価格で伸びやすく使いやすい定番の乳化性クリーム
他のブランドでもデリケートクリームは販売していますが、M モゥブレィが有名なイメージがあります。
サフィール クレム 1925
艶重視の油性クリーム
油性クリームというばこれというくらい有名。
ワックスには敵わないが艶々になる
コロニル 1909シュプリームクリームデラックス
栄養補給も艶も防水も全部入りな感じのバランス型の乳化クリーム
迷ったらこれを買っておけば間違いない。
どれも付け過ぎるとはカビの原因になるので良くありません。
ブラシ
ブラシは馬毛、豚毛、山羊毛の3種類があり、毛のコシの強さでいうと豚毛>馬毛>山羊毛の順番になります。
使い方は馬毛ブラシでホコリやゴミを落として、豚毛ブラシでクリームやオイルを馴染ませて、山羊毛で磨き上げるという感じ。
表面がキメ細かい繊細ない革だと豚毛を使わずに馬毛でオイルを馴染ませたり、山羊毛を使わずにウエストで磨き上げたりと人によって色々とやり方があります。
仕上げの時に汚れがつかないように、汚れ落とし用のブラシと馴染ませ用のブラシは違うものを使ったほうが良いとされています。
革の種類によっては真鍮ブラシを使ってメンテナンスするものもあります。
ウェス
綿100%の柔らかい布が良いです。
身近なところで言うと使い古したTシャツがおすすめ。
それと、磨くのにはストッキングがおすすめ
布は汚れ落としに使ったり、クリームやオイルを拭き取ったり、磨き上げたりと様々な工程で使います。
ウェスも汚れ落とし用や拭き取りなどで用意するのが基本です。
財布などの小物は1日の終わりには乾いた布で乾拭きしていくと艶も増していきますし、愛着も増していきます。
まとめ
クリームorオイルとブラシとウェスで革のメンテナンスはできます。
クリームやオイルを塗り過ぎなければ大丈夫です。
神経質にならずに革製品は丈夫なのでガンガン使っていきましょう!
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